人口統計データ
170 以上の国や地域の人口統計データをクラウド GIS 上で提供します。また、国によっては各国の Esri 販売代理店が整備する、より詳細なデータを提供します。下記マップの色のついている国・地域では何かしらの統計情報を提供しています。各国・地域で利用可能な提供項目については、データブラウザーからご確認ください。
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海外における配送ルートシミュレーション・輸送コスト最適化
大手製造業

海外進出、どこからはじめる?
新しく海外へ物流拠点を構え、配送業務を行う検討が進んだ際に、自社のルートシミュレーションツールが国内のデータしか取り扱いがなく、どのように計画を立てればよいのか、どこから手を付ければよいかがわからない状態となっていました。
また、自社の配送・流通業務に対して適切に計画を立て、コストを最小限に抑えるか自社システムだけでは道筋を立てることが難しく、自社システムの限界を感じておられました。
海外分析を行う際のハードル
なぜ海外だと分析が難しくなってしまうのか、国内での分析を元に考えてみましょう。
分析に必要な材料は、配送センターや物流倉庫の情報、配送先の情報、トラックの情報、ルート解析に必要な道路データ、労働人口を把握する為の配送センター近辺の国勢調査データ 、そして分析ツール。
基本的には上記があれば、ある程度の分析は可能となります。
では、どこがボトルネックとなるのか、恐らく、以下 2 つだと考えられます。
① 海外の分析データ(道路データ、国勢調査データ)
② 分析ツール(海外でも利用可能なツール)
海外の配送シミュレーションにも対応できる ArcGIS
ご存じの方は少ないかもしれませんが、実はArcGISは米国にある Esri社が開発しております。また、ESRIジャパンのような米国Esri社のディストリビューターは、世界で約 100 ヵ国以上に存在しております。
米国Esri社は世界各国からデータを収集し、世界地図の配信及び海外での分析が可能なツールやデータの提供を行っております。
海外で活用できる分析
道路ネットワーク解析
「自動車 30 分圏」のような商圏範囲を作成するために、ArcGIS では、クラウド GIS 上で世界各国の道路ネットワークデータを提供しています。国や地域によっては過去の交通速度を加味したり、ライブ交通速度を加味した到達圏を描くことも可能です。国や地域によって整備状況は異なりますので、詳細はネットワーク解析の有効範囲をご確認ください。
(左)バンコク中心部の自動車 5・10 分圏、(右)ジャカルタ中心部の自動車 10 分圏
住所ロケーター
住所情報をもとに既存店舗や競合店舗などを地図上に展開するための「住所辞書」もクラウド GIS 上で提供されています。これによりお手元の情報を簡単に地図上に取り込んで分析に利用できます。国や地域によって、整備状況は異なりますので、詳細はジオコードの有効範囲をご確認ください。
海外で活用できるデータ

店舗情報(目標物)
競合分析や配送先検討に利用できるように世界中の店舗情報もクラウド GIS 上で提供しています。多様なデータソースを利用することができ、国によってはデータ提供者を変更して利用することも可能です。詳細は Introduction to places data—Esri Demographics Regional Dat をご確認ください。

インフォグラフィックス
商圏内に含まれる人口統計データや店舗データなどをすぐにレポートの形で出力するために、インフォグラフィックス テンプレートを用意しています。また、ArcGIS Business Analyst Web App のライセンス レベルによっては独自のインフォグラフィックス テンプレートを構築することも可能です。

その他データ
ArcGIS Living Atlas of the World では、様々なデータが提供されています。たとえば、世界中の交通速度やインシデントを提供する World Traffic Service や地震や台風・ハリケーンのデータ、大気汚染状況のデータ、アメリカの交通量データなどがあります。これらのデータは、商圏や店舗情報を重ね合わせて分析に利用できます。

ArcGIS導入で実現する海外における配送ルートシミュレーション・輸送コスト最適化
ArcGIS を導入することによって、海外の配送ルートシミュレーション・輸送コスト最適化が可能となります。これによりトラック台数の最適化はもちろん、ガソリン代や人件費などの物流コスト削減につなげることができます。

サプライチェーン・物流で GIS を活用したい方は、サプライチェーン 地図システム.com にお任せ!
サプライチェーン 地図システム.com を運営するESRIジャパンでは、これまでに製造業様・物流会社様にArcGISを導入し、サプライチェーンマネジメントの実施をサポートしてまいりました。
このほかにも、ArcGIS を導入することで、グローバルサプライチェーンの可視化、サプライチェーンのリスク分析、サプライチェーン・物流のシミュレーションなど、様々な分析・シミュレーションを行うことができます。
他にも様々なサプライチェーンマネジメントの課題解決事例をご紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください。
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